「みずむし」の由来は、江戸時代に田植えなどで水田に入った農民が、足にできた水疱やかゆみを「水の中にいる虫に刺された」と勘違いしたことに由来します。「たむし」とも呼ばれていました。
原因は白癬菌(カビ)です。白癬菌は糸状菌の一種でキノコの親戚です。
基本はどこにでもいますが、皮膚に傷がなく、24時間以内に洗い流せれば感染成立の可能性は極めて低いです。
実は、みずむしにかかっている方の約3分の2には「かゆみ」がありません。
「かゆくないから水虫ではない」と思い込み、放置してしまうことが周囲への感染源となる原因です。
また、逆にかゆみを訴える方の中には、市販の水虫薬による「かぶれ(接触皮膚炎)」が原因であることも珍しくありません。
爪にみずむしが感染するととても厄介です。
爪は分厚く、塗り薬が有効な範囲を超えて広がっている可能性があります。
よって爪みずむしの治療の基本は内服薬です。
これまでは顕微鏡で菌を探す検査が一般的でしたが、爪のみずむしの場合は特に一度の検査では見つからず、何度も検査を繰り返してようやく診断がつくことも少なくありませんでした。
近年迅速診断キットが使用できるようになったので、とても怪しいけど顕微鏡で診断がつかない方にはキット検査も追加できます(保険診療内)。
当院の爪白癬内服治療(ネイリン:治療期間12週間)の流れ
診断、採血検査、内服薬処方(2週間分)
副作用確認診察、内服薬処方(4週間分)
診察、採血検査、内服薬処方(6週間分)
半年後再診
当院の爪白癬内服治療(テルビナフィン:治療期間24週間)の流れ
診断、採血検査、内服薬処方(2週間分)
副作用確認診察、内服薬処方(4週間分)
診察、採血検査、内服薬処方(6週間分)
診察、内服薬処方(12週間分)
半年後再診