アトピー性皮膚炎に対するアプローチは変化してきています。
が、治療の基本中の基本は、現在も変わらず外用剤(塗り薬)です。
外用剤はステロイド以外の選択肢も増えました。
近年の研究により、皮膚の慢性的な炎症(湿疹)を放置することは、単に「かゆい」だけでなく、将来的な高血圧や脳梗塞などの血管疾患のリスクを高める可能性があることが分かってきました。
「多少の痒みなら我慢する」のではなく、可能な限り湿疹を抑え込む「積極的な治療」を行うことが、全身の健康を守ることにつながります。
従来の治療で十分な改善が見られない方には、ナローバンドUVB・エキシマライト療法や、新しいタイプの内服薬・注射薬(JAK阻害薬や生物学的製剤)を取り入れています。
新薬は非常に高い効果が期待できる一方、従来の薬に比べて薬剤費が高価になる傾向があります。
効果と費用のバランスを考慮し、患者様のご希望を伺いながら、無理のない範囲で最適な選択肢を共に考えてまいります。
日々の生活で出来ること
・早寝早起き、ストレスをためない(ILC2細胞の過剰な働きを抑える)
・入浴後5分以内の保湿剤の塗布(保湿効果を高める)
・コットン製の肌着の着用(皮膚への刺激や細菌繁殖を抑える)